|
|
|
|
|
Art of Coaching 「人間理解への道」 2022年9月9日(金)187号
|
|
|
新しいアイディアや意見を求めてくるくせに、自分と異なる発想や意見を言うと全否定してくる。傲慢な上司に辟易しているという友人の愚痴を聞いていて気になりました。
|
『傲慢な人と自信のある人の違いは、どこにあるのか?』
|
傲慢な人は嫌われるのに、自信がある人は尊敬され、自分もそうなりたいと願います。
|
私が尊敬する自信に満ちた人たちのことを思うと、他者のどんな意見やアイディアも受け入れてくれます。なぜなら、自分と相反する意見であったとしても、そこから学ぼうとうとする謙虚さが根底にあるからではないかと思うのです。
|
反対に傲慢な人は、自分の意見やスキルを問われると、自分に向けられる批判に真摯に向き合うことがありません。(耳が痛い)
|
傲慢な人と自信がある人の違いは、自分に向けられた批判や否定と真摯に向き合うことができるかどうか。自分と向き合えるかどうかが、傲慢と自信の違いなのではないでしょうか。
|
では、『自信を身につけるためには、どうしたらいいのか?』
|
誰しも、「傲慢になってやる」とは思っていないはず。「傲慢になってはいけない」と頭でわかっていても、実際には体現できないから、気づかないうちに傲慢になってしまう。
|
頭でわかっていることを体得する、腑に落とすことが本質的な理解だとすると、体験(トライアンドエラー)を重ねるからこそ、体現できるのではないでしょうか。
|
そう考えると、「傲慢だ」と他者の言動を非難しているときは、自分が傲慢になっているのかも。(ホント、耳が痛い)
|
頭の理解ではなく、体得する(本質的な理解)ためには体験(トライアンドエラー)を重ねること。つまり、程度の差はあるにせよ、傲慢になるというプロセスがないと、自信は身につかない。傲慢にならないように、間違わないように、失敗しないように…、体験しないように生きること自体がミステイクなのかも。
|
体験(トライアンドエラー)を重ねることと、そこから学ぼうとする謙虚さのワンセットから自信が育まれるのかも知れませんね。
|
|
|
|
発行:株式会社アート・オブ・コーチング 執筆:Art of Coaching 三田村 薫
|
|
|
|
|
|
|