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Art of Coaching
「人間理解への道」
2023年1月27日(金)196号
https://www.art-of-coaching.jp

こんにちは



Art of Coachingの 真辺 です。




いつもお読みくださり
ありがとうございます。



コーチングセッションをしていて
気をつけていることの一つに

「クライアントさんが事実と捉え方を区別しているか」
ということがあります。

人は事実によって苦しむのではなく
捉え方によって苦しんでいると感じるのです。



例えば
人間関係の問題やパートナーシップの問題で
よく出てくる言葉に

「否定された」とか
「責められた」というものがあります。

あるクライアントさん(※)が

「私この前、彼氏と喧嘩して
 すごく(彼に)責められたんですけど」
と会話を切り出したことがありました。

そこで確認しました。

「彼氏さんはどんなふうに責めてきたんですか?」

「それは本当に責められたんですか?」

そう尋ねると

「私がそう感じたんです」
と言い直されていました。

その後、

「そう感じたって言うのと
 責められたって言うのって
 感覚的にどんな違いがあります?」
と尋ねてみました。

すると

「責められたと言い切ったときより
 (感じたと言ったほうが)
 被害者意識のようなものがない感じがします」
とおっしゃっていました。

さらに対話が続き
クライアントさんは自ら
その喧嘩は自分の捉え方が原因だったことに
気づかれたのです。

◇◆◇◆

「私は◯◯さんに否定された」

「私は◯◯さんに責められた」

人は、ついついそう言い切るときがあります。

もしご自身がそう言い切っていることに気づいたら、
こう言い直してみてください。

「私は◯◯さんに否定されたと感じている」

「私は◯◯さんに責められたと感じている」と。

そうするだけで
その人が「そう感じた」のが事実であり
否定された・責められたというのは
捉え方(意味づけ・解釈)だということに
気づきやすくなると思うのです。



事実と捉え方を区別するときに
正解はないのではないでしょうか。

事実だと思えば事実だし
捉え方だと思えば捉え方になるだけで
そこに正解、不正解はないのです。

全て自分の解釈なんですよね。



事実だらけの世界だとすれば
幸せは事実次第になってしまいます。

捉え方だらけの世界だとすれば
幸せは捉え方次第 = その人次第
になるものだと思うのです。

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最後までお読みくださり
ありがとうございます。



今日も素敵な一日を
お過ごしくださいね。

※ クライアントさんから掲載の承諾をいただいております。

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発行:株式会社アート・オブ・コーチング

執筆・編集:Art of Coaching 真辺 詞緒梨

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