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Art of Coaching 「人間理解への道」 2022年6月17日(金)181号
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Art of Coachingの 真辺 詞緒梨 です。
梅雨のじめじめした季節ですが 紫陽花はなんだか嬉しそうに咲いている気がします。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
6月と言えば 昔からジューンブライドといって この時期に結婚すると幸せになると言われていますよね。
そんな6月のある日、クライアントAさん(※)から 「彼がなかなか結婚に応じてくれない」 という相談を受けました。
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問題の結果:結婚できない気がして不安
というのが 今の状況ですよね。
そうなると問題の対処は
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という風になっていきます。
ですが この問題対処のやり方では どうしても 外側の状況に 自分を当てはめていく、つまり 妥協点を探すような アプローチになってしまいます。
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今の状況は、 「潜在意識の私の望みが叶っている」 と見てみるのです。
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つまり、 「私が結婚に応じない彼を創り出している」 という視点です。
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問題の原因:私が結婚に対して抵抗がある。実は結婚したくないと思っている。
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問題の結果:結婚に応じない彼が現れた。(創り出した)
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この視点に立って その後、話を伺っているうちに Aさんは 彼の性格のある側面を Aさんのお父様のそれとを重ね合わせて 心のどこかで結婚に抵抗を感じている自分自身に気づかれたのです。
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彼とお父様どちらにも 勝手にレッテルを貼っていたことに 驚いていました。
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そして 「二人は全く違う人物だと 認識できたら 心のモヤモヤがスッキリした気がします」 とおっしゃっていました。
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それから数週間後のセッションでは
「彼に会ったのですが なかなか結婚に応じてくれない、 でも6月までになんとかしたい、 といったことが まったく気にならなくなっていて リラックスして本音を話すことができました。 なぜか距離も縮まった気がしました」 と笑って話されていました。
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ということに気づき、対処を変えるだけで ずいぶん解決できるものなのかもしれません。
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※ クライアントさんには掲載許可をいただいております。
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