|
|
|
|
|
Art of Coaching 「人間理解への道」 2022年9月23日(金)188号
|
|
|
ここ数日、気温も下がり一気に季節が進んだ感じですね。
|
人との関わりの中で、ある状況になると いつも同じ反応をしてしまう。 そして、いつも同じ態度や言葉を返してしまうというパターンに なっていませんか?
|
私はさまざまな場面で心あたりがあります。 その一つとして、 「夫が晩酌をする時にほろ酔いになって話が長くなると イラッとし、よけいな一言を言ってしまう」と いうパターンがありました。
|
ある方にその話をすると、こんな問いをくださいました。 「長田さん、そういう時はいつもイラっとしないといけないのですか?」
|
その問いに、一瞬頭が白くなりました。 (いけないってどういうこと?そうなってしまうのだけど… それ以外の反応ってある? そもそも、なんでイラっとするのか?) と、自問自答がはじまりました。
|
そして、しばらく自問自答をしているうちに気づきました。 私は「人の話を最後まで聞かなくてはいけない」 という価値観があることに… (コーチだからでしょうか^^;)
|
その価値観が晩酌時に発動! 用事を済ませたいのに夫の話が長いとイラっとし、 よけいな一言を言ってしまっていたのです。
|
その価値観をあらためてみてみると 「人の話を最後まで聞かなくてはいけないということはない。 その時の状況に応じて判断すればいい」という思考になりました。
|
価値観にいいも悪いもないのですが、 「~するべきだ」とか「~しなくてはいけない」というものがあると、 自分自身も周りも窮屈になりますね。 価値観が少しゆるむだけでも、 視野がひろがり自由な感覚になっていきます。
|
それからは晩酌時に、夫の話をじっくり聞くことがあれば、 他の用事をしながら話を聞いたり 時には、話を聞かない選択をし、自分の部屋に行くという 選択肢の幅が広がり行動も変わりました。 よけいな一言も言わずに済んでいます^^
|
私たちは気づかぬうちに、 この反応が起きるのは原因が相手や状況にあり 「~のせいで~させられる(なってしまう)」と 思ってしまっていることがあるかもしれません。 (反応は自分で選べないと…)
|
★行ったことは以下の3つのステップです。 1. パターン化している反応(感情や行動)に気づく 2. そこにどんな価値観があるかを探ってみる 3. 価値観をゆるめる (➡選択肢が広がり、行動が変わる)
|
つまり、価値観が反応していることに気づくと 自分で反応や行動を選択することができる。
|
その結果、人間関係や周りの状況が さらに良くなっていくかもしれません。
|
「あなたは、いつもどんな場面でどんな反応をしますか? そこにはどんな価値観がありそうですか?」
|
|
|
|
発行:株式会社アート・オブ・コーチング 執筆:Art of Coaching 長田 侑子
|
編集:Art of Coaching 真辺 詞緒梨
|
|
|
|
|
|
|