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Art of Coaching 「人間理解への道」 2023年1月27日(金)196号
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コーチングセッションをしていて 気をつけていることの一つに
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「クライアントさんが事実と捉え方を区別しているか」
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人は事実によって苦しむのではなく 捉え方によって苦しんでいると感じるのです。
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人間関係の問題やパートナーシップの問題で よく出てくる言葉に
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「否定された」とか 「責められた」というものがあります。
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「私この前、彼氏と喧嘩して すごく(彼に)責められたんですけど」 と会話を切り出したことがありました。
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そこで確認しました。
「彼氏さんはどんなふうに責めてきたんですか?」
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「そう感じたって言うのと 責められたって言うのって
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感覚的にどんな違いがあります?」 と尋ねてみました。
すると
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(感じたと言ったほうが) 被害者意識のようなものがない感じがします」 とおっしゃっていました。
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さらに対話が続き クライアントさんは自ら その喧嘩は自分の捉え方が原因だったことに 気づかれたのです。
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そうするだけで その人が「そう感じた」のが事実であり 否定された・責められたというのは 捉え方(意味づけ・解釈)だということに 気づきやすくなると思うのです。
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事実と捉え方を区別するときに 正解はないのではないでしょうか。
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※ クライアントさんから掲載の承諾をいただいております。
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