2017年10月04日
AOCメールマガジン 「人間理解への道」第25号
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* Art of Coaching *
* 「人間理解への道」 *
* 2017年10月4日 25号 *
https://www.art-of-coaching.jp
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こんにちは。
AOCスタッフの西塚です。
外を歩いているとキンモクセイの甘い香りが漂う季節となりました。
秋分の日を境に日の暮れる時間も早くなってきましたね。
さて、去る9月23日(土)にAOC設立1周年記念イベントの最後となる
「『伝えたいのに、伝えられない・伝わらない』のは、なぜか?~関係性の質を変えるために必要なこと~」を開催いたしました。
「あなたは何のためにコミュニケーションをとるのでしょうか?」
「コミュニケーションを通じて何を実現したいのでしょうか?」
今回のワークショップの中で出てきたこの問いにより、新たな空白が生まれました。
日常の中で周りの人とのコミュニケーションをとることが当たり前のようになっていて
考えもしなかったことですが、それからというもの人と関わるときに、
「私は目の前の人とどんな関係性でいたいのだろう?何を実現したいのだろうか?」
という問いが、ふと浮かんでくるようになりました。
今回のメルマガでは、その9月23日(土)のワークショップの模様をご報告します。
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☆ AOC設立1周年記念イベント ☆
「『伝えたいのに、伝えられない・伝わらない』のは、なぜか?
~関係性の質を変えるために必要なこと~」 早坂維知佳コーチ
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冒頭に早坂コーチから「なぜ、今回、このテーマでワークショップを開催したのか?
そして、今回のテーマは私にとってチャレンジングなテーマでした。その理由は・・・」
というお話から始まりました。
早坂コーチの幼少期、社会人、そしてコーチングを学んでからの変化など、ご自身の体験を語られました。
「伝えることが苦手だった。なので、敢えてこのテーマにチャレンジしてみました。」
という言葉に皆さんが引き込まれていく様子が印象的でした。
続いて全員の自己紹介で、お一人お一人が「伝えられない、伝わらない」と感じた体験やご自身の課題だと思われている事を率直にお話しされました。
さらにグループで「どんな場面で伝わらないと思うのか?」を自由に話し、それを全体で共有する時間となりました。
・思っている事を伝えられない
・ズバッと伝えてしまう
・感情的、威圧的な人には伝えられない
・大勢の前では伝えられない
・伝えた後で、反省モードに入ってしまう
・役割を演じている時はOKだが素になるとNO(その逆パターン)
・・・等が出てきました。
「では、伝えられない、伝わらないとどうなるのか?」と早坂コーチからの問いに、グループでのディスカッションは続きます。
・反応する
・攻撃する(相手が悪い)
・逃避する(あきらめる)
・自己正当化する
「どうしてそうなるのか?」
→「そこには、恐れがあるから・・」
→「その恐れはどこから来るのか?」
という問いに対して皆さんと共に考えていきました。
そして、早坂コーチから、意識(世界を認識する「私」)、無意識(エネルギー源)、
プログラム(安全安心を確保する防衛システム)についての説明がありました。
・自分の安全安心を守るために、無意識レベルに刷り込まれている自分の価値観(=プログラム)を理解すること。
・私たち人間は、自分の価値観(=プログラム)を自分だと思い込みがちである(=自己同一化)。→プログラムは自分ではない。
・コミュニケーションにおいても、何かしら自分を守ろうとするプログラムがある。
・「どういうプログラムを持っているか」で反応が違う。
「では、自分にはどういうプログラムがあるのか?苦手意識はどこからくるのか?」
これをテーマに2人組になってコーチングしていき、出てきたプログラムを書き出していきました。
短い時間でしたが、どの方も自分のプログラムに気付かれた様子。
「自分が思っていた以上に思い込み(プログラム)のエネルギーが強く、そこに左右されていたことに気付いた」という声もありました。
最後に早坂コーチから「自分のプログラムに気付くと、反応するのではなく、選択することができるようになります。」とのお話。
終了時に、何かチカラの抜けた柔らかい皆さんの表情が印象的でした。
ご感想の一部をご紹介いたします。
〇30代 会社員
「伝えられない」というテーマから始まったワークショップでしたが自分のプログラムが大きく影響していることに納得できました。
相手との関係の前に自分自身との関係を知ることが大切と気付かされました。
〇20代 学生
最後のワークでは、普段ぼんやり思っていたことを書き出す形になり、
なんとなく思ったことを具体的に認識することができ、とても良い体験になった。
〇30代 福祉関係
普段、こんな価値観があるなと思っていましたが、コーチングをして頂くことで、より深いプログラムに巡りつくことができました。
自分だけでやることには限界があるのは、それも自分で自分を守ろうとしているのかもしれないと思いました。
安心な関係性の中でコーチングする意義がわかった気がします。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました。
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◎AOCコーチング・トレーニング・プログラム
10月20日スタート!! 東京第2期・開催日程のご案内
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●ステージ1(Daichi)
https://www.art-of-coaching.jp/aoc-program/detail/stage1-daichi/#stage1
東京第4回:10月20日・21日・22日(金・土・日)
→ステージ1(Daichi)ではコーチングを取り入れた発想(セルフコーチング)と他者に対しての基礎的なコーチングができるようなプログラムを組んでいます。
「傾聴」「承認」「質問」「フィードバック」の基礎トレーニングも行います。
●ステージ2(Umi)
https://www.art-of-coaching.jp/aoc-program/detail/stage2-umi/
東京第2期:
テーマ1「傾聴と深い承認」11月17日・18日・19日(金・土・日)
テーマ2「質問とフィードバック」12月1日・2日・3日(金・土・日)
テーマ3「気づきと変容」2018年1月26日・27日・28日(金・土・日)
→ステージ2(Umi)では、「コーチングセンスが開花した状態(深い気づきの状態)」のための3つの要素
「傾聴と深い承認」「質問とフィードバック」「気づきと変容」を各3日間に分けて取り扱っていきます。
*各ステージの詳細および、お申込はこちらから
https://www.art-of-coaching.jp/aoc-program/detail/schedule-and-fee/
*受講者の声はこちらから
https://www.art-of-coaching.jp/why-aoc/voices-from-students/
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~ 編集後記 ~
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
私自身、伝えることが苦手だと思い込んでいて「苦手なので伝わるように話さなくては。」
と思えば思う時ほど話せなくなり、逆に、意識してない時は、
「今の話、伝わったよ」と言われることがあることに気付きました。
「この苦手意識はどこからくるのか?」「どんなプログラムが働いているのか?」
問いを持ち続けようと思います。
人生の質は「問い(空白)」の質と「コーチングハンドブック(山崎啓支)」にも書かれていますが
改めて問いの大切さを感じる今日この頃です。
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発行:株式会社NLPラーニング 代表 山崎啓支
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編集・執筆:Art of Coachingスタッフ 西塚祐子
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